W / IR乾燥システム - THERMOcure

温風&赤外線放射による乾燥装置

多くの乾燥プロセスは、溶媒の乾燥・排出が必要となります。 最もよく知られている溶媒は水です。 処理を加速させるため、熱エネルギーを与えることで水の乾燥、いわゆる蒸発を促進します。

赤外線領域の放射線とウォームエアの組み合わせは、乾燥対象の水膜に効率よく熱エネルギーを放射します。エネルギーの放射は蒸発プロセスを促進し、エア循環プロセスおよび排出機構により、揮発した水分の確実かつ安全な除去を行います。 機械の速度、溶剤の種類・含有物、およびフィルム厚により、特定の乾燥ラインおよび照射エネルギー量が必要となります。 必要となるエネルギーは、赤外線、カーボン、温風の組み合わせにより決定されます。
 

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IRMラジエータ

高速のエネルギー放射により、インク膜の急速な加熱を行います。 中赤外線放射器の波長域は通常0.9〜2.9μm(半値でのピーク幅)となります。

IRCラジエータ

IRMラジエータとは対照的に、カーボンラジエータは、ウェットフィルムの表面での強い加温を行います。 1.1〜3.7μm(半値幅におけるピーク幅)は、カーボンラジエータの代表的な波長領域です。

温風

温風はヒートレジスターで生成され、温度レベルの維持および基材表面からの溶剤除去を行います。最適なノズル機能を備えたブロー開口部を介して、フィルム表面に温かい空気が高速で供給されます。

構造

WIRドライヤーは専用カセット内に取り付けられています。 空間条件に応じて、利用可能な標準幅が異なります。 個別の調整が可能です。 迅速なランプ交換のために、IRラジエータのケーブルクランプは下側からアクセス可能です。

構成

ユニット幅により構成詳細は決まります。 カセットごとにIRまたはカーボンラジエータの選択が可能です。 IST METZはこの分野で得た経験・実績をベースに情報を共有させていただきます。ラジエーターは必ずしも必要ではありません。 以下表をご参照ください。

技術データ

温度とラジエーターパワーはそれぞれ連続的に調整することが出来、プロセスへの最適な仕様・構成が保証されます。